【iOS】UILabel等でヒラギノフォント表示問題:文字が切れる原因と対策【sizeToFit()対策も】
iOS開発でヒラギノフォントを指定した場合、UILabel
やUIButton
で文字が表示される際に、一部の文字が切れてしまう問題は、多くの開発者が遭遇する悩ましい問題です。特にsizeToFit()
メソッドを使用すると、その傾向が顕著になります。
本記事では、この問題の原因を深堀りし、いくつかの対策方法を紹介します。
なぜ文字が切れてしまうのか?
ヒラギノフォントは、他のフォントと比較して、文字の高さやベースラインの位置が微妙に異なる場合があります。iOSのレイアウトエンジンが、この差異を適切に処理できない場合に、文字が途中で切れてしまう現象が発生します。
特に、以下の文字で発生しやすいです。
- ①gjpqyÄÖÜßĀĂĄąĆĈĊČĎŅ
これらの文字は、文字の形状が複雑であったり、上付き文字や下付き文字を含むため、レイアウトエンジンが正しく処理できない場合があります。
対策方法
いくつかの対策方法を試してみましょう。
1. AttributedStringの調整 (ベースラインオフセット)
他のサイトで紹介されているように、NSAttributedString
のbaselineOffset
を調整する方法は有効な手段の一つです。
let attributedString = NSAttributedString(string: "問題のある文字列", attributes: [
.font: UIFont(name: "ヒラギノ角ゴシック W3", size: 16)!,
.baselineOffset: 1.0 // 少し上にずらす
])
label.attributedText = attributedString
しかし、この方法だけでは、ÄÖÜの「..」部分が切れてしまうケースがあります。
2. clipsToBounds = false
そこで、意外と盲点になりがちなのが、clipsToBounds
プロパティです。
label.clipsToBounds = false
この設定により、文字が切れる問題を回避できる場合があります。ただし、画面の上下にViewがピッタリと配置されている場合は、文字がはみ出てしまう可能性があるため、注意が必要です。
3. 行間調整 (Line Height)
フォントサイズだけでなく、行間を調整することで、文字の表示領域を広げることができます。
let paragraphStyle = NSMutableParagraphStyle()
paragraphStyle.lineBreakMode = .byTruncatingTail
paragraphStyle.lineSpacing = 2.0 // 行間を調整
let attributedString = NSAttributedString(string: "問題のある文字列", attributes: [
.font: UIFont(name: "ヒラギノ角ゴシック W3", size: 16)!,
.paragraphStyle: paragraphStyle
])
label.attributedText = attributedString
4. フォントの変更 (最終手段)
どうしても解決しない場合は、別のフォントへの変更も検討しましょう。ヒラギノフォントに似た別のフォントを使用することで、問題が解決する場合があります。
まとめ
iOSでヒラギノフォントを使用する際に発生する文字切れ問題は、NSAttributedString
の調整、clipsToBounds
の調整、行間調整、フォントの変更などの対策を組み合わせることで、解決できる可能性があります。
本記事で紹介した対策方法を参考に、最適な解決策を見つけてください。
補足:
- 上記はあくまで一般的な対策方法であり、すべてのケースで有効とは限りません。
- 問題が発生する文字やViewの配置によって、最適な対策方法は異なります。
- iOSのバージョンやデバイスによって、表示結果が異なる場合があります。
このブログが、あなたの役に立つことを願っています。
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